001 個人情報とは


個人情報の3つの段階ともいえるのが

 「個人情報」
 「個人データ」
 「保有個人データ」


です.


また,個人情報保護法を守らなければならないのは

 「個人情報取扱事業者」

であり,これに関するいくつかの条件を知っておく必要があります.

個人情報取扱事業者でない場合

個人情報取扱事業者とならないのは,従業員の情報も含めて,  過去6ヶ月間に1度も5000人分より多い個人データを持ったことがない 場合です. しかしその場合にも個人情報保護法の義務を守るように, 各省庁のガイドラインでは指導しています. また,個

企業の持つ個人情報

企業にとって個人情報とは,顧客の情報はもちろん,その企業の従業員に 関する情報,さらに社員の家族に関する情報も含まれます. さらに,社員に応募して採用されなかった人に関する情報が,履歴書などの 形で残っている可能性があります.これらの応募関連資料には

「個人情報」の意味

個人情報は,  生存する個人に関して「特定の個人を識別できる情報」 です. (「個人情報の保護に関する法律」=一般には『個人情報保護法』 と呼ばれる法律での定義.) 最も身近なものは,名前,住所,電話番号ですが,仕事の名刺や電子メール ア

住民基本台帳

住民1人1人の住所・氏名・生年月日など,法律で定められた事項を 記載したものが住民票で,住民票をまとめたものが「住民基本台帳」と 呼ばれています. これは全国の市区町村が整備・管理し,国民健康保険,国民年金, 介護保険,児童手当の支給,選挙人名簿の

プライバシーマーク制度

 プライバシーマーク制度 とは, (財)日本情報処理開発協会(JIPDEC) が 1998 年から行っている「個人情報保護に関する事業者認定制度」です. (ウェブサイト:http://privacymark.jp/ に詳しい情報があります)  認定に

プライバシー情報

 個人情報というと「プライバシー」を連想しがちですが,個人情報と プライバシー情報とは別の考え方です. プライバシー情報とは,次の3つをすべて満たすものをいいます.  1) 個人の私生活上の事実に関するもの  2) まだ社会一般の人が知らない  

メールアドレスやIDなど

「特定の個人を識別できる」という法律の定めは,一目でそれとわかる ものだけを個人情報としているわけではありあません. 個人情報保護法には,「他の情報と容易に照合ができ,それによって 特定の個人を識別できる情報」も個人情報に含めています. つまり

個人データ

個人情報保護法では,「個人情報」「個人データ」「保有個人データ」 という3つの用語を定義しています. 個人情報については「個人情報の意味」をご覧ください. 法律では,特定の個人情報をコンピュータ等を使って検索できるように 体系的に構成した情報の集合

保有個人データ

「保有個人データ」とは,個人データのうち, 個人情報取扱事業者が開示,内容の訂正,追加・削除,利用の停止, 消去,第三者への提供の停止を行なう権限を持っているものを言います. (ただし以上のようなデータであっても,6ヶ月以内に消去されるもの, つま

個人情報取扱事業者

個人情報保護法は誰にでも適用されるわけではなく,  「個人情報取扱事業者」 だけがその対象です. 個人情報取扱事業者とは,  「個人情報データベース等」を事業の用に供している者 と法律では定めています.ただし,過去6ヶ月以内にそのデータベース等の