盗聴可能な電話機を市役所の多くが使用しています。

深谷市役所で、市販のアマチュア無線機で簡単に盗聴できる
アナログ信号式のコードレス電話機を使っていることが明らかに
なりましたが、同じ盗聴可能な電話機が県内の他の市役所や自治
体でも使用されている可能性が高いことがわかりました。 

毎日新聞が埼玉県内40市のうち20の市役所に問い合わせたところ、
18の市役所で少なくとも数台~数十台のコードレス電話機を配備
していました。本庄市役所では「30台以上」、日高、越谷市役所は
数十台、行田市役所も十数台がコードレス。熊谷、川口、春日部
市など大半の市役所が「窓口のある課に1台程度」と回答しました。

個人情報を含む会話が盗聴される可能性があるにも関わらず、
市役所では「市民対応する際の利便性を優先」するため戸籍などを
扱う市民課などにコードレス電話機を集中的に配備しています。

コードレス電話が盗聴される危険性について、「指摘されたことも
ないし、電波がどの程度外部に飛ぶのかわからない」(日高市)、
「知らなかった」(行田市)という回答が多く、所沢市管財課のように
「導入時はデジタルとしている」という回答はごく少数。

個人情報を扱う上での危機意識の低さが浮き彫りになりました。

参照記事(Yahooニュース)
 アナログ式コードレス電話機:傍受可能、多数の市が配備 危機管理より利便性 /埼玉
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080427-00000034-mailo-l11

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