個人情報保護法が施行された2005年4月以降,学校に関連する個人情報の流出・漏洩事件はいくつも起きています.たとえば次のようなものがあります.

1.大学で,公開講座受講者や教職員の住所・氏名の保存されていた
  パソコンの盗難.
2.高校で,生徒の成績や進路指導データが保存されていたパソコン
  の盗難.
3.中学・高校生の成績等,個人情報を含むデータがハッキングによ
  って漏洩.
4.地方自治体が廃棄したパソコンから,複数の小中学校の生徒の個
  人情報が流出.

これらはほんの一例ですが,盗難のケースなど,以前なら学校は「被害者」の立場を主張したかもしれません.しかし個人情報保護法のもとでは,責任が問われる可能性があります.

学校での情報漏洩