テロ捜査の警察資料とみられる情報が流出した事件がありました.

その後の警視庁の対応に,中日新聞が疑問を投げかけています.
警視庁が「自分は被害者」という態度をとっている点です.

内部資料がインターネットに流出した事件だったため,警視庁は
国内の接続業者の契約者情報と接続記録を差し押さえましたが,
これでは警察の内部資料の漏洩に関する責任を棚上げにしているというのです.

警察ほどプライバシー情報の集まるところはありません.
それなりに,一般企業などとは違うレベルの情報管理がされていそうなものですが,
こうした事件で垣間見えるその実態は,民間以下ではないかと不安です.

この時代ですから,例えば重要な機密ファイルを開く時のパスワードを
インターネット上のサーバーで管理するサービスも普及しています.
例えば,万一「ウィニー」でファイルが流出してもそれは開けないというものです.

 万が一重要文書が流出しても、外部からは閲覧出来なくなるサービス
トラストビュー

さらに,流出したファイルのパスワードを変更することもできるそうです.
こういうサービスの存在自体,警察は知っているのでしょうか?

ちょっと寂しいですね.