パスワードをどう守るか
私たちの個人情報をインターネットやパソコン上で利用する時に重要なのがパスワードです.悪意を持つ人に見破られないパスワードの設定ができれば,個人データ流出の可能性は小さくなります.
パスワードの設定で最も大切なのは,簡単に推測・想像されにくいことです.ただ長くしても,何かの手がかりから簡単にわかってしまうものでは意味がありません.
最も悪い設定のしかたは,自分の姓・名,誕生日,電話番号,住所の一部などをそのまま使うことです.これらは順番に試して行けばすぐに解明されてしまう可能性が非常に大きいのです.
乱数的なものは,自分にはわかりにくく感じる割に,情報を盗むプロにとっては絶好のカモになりやすいと言われています.それは,彼らがそうした乱数に対応するツールを使って,膨大な組合わせの可能性を極めて短時間で試行錯誤できるためです.
絶対に安全なものはないかも知れませんが,おすすめできる目安としては,
1.文字数を8~10文字以上にする(ただし長すぎても覚えられず不便)
2.英字,数字,記号を混在させる
3.覚えられる言葉から,順序の入替えと異種の文字の混在(上の2)で作る
といったことで,見破られにくいパスワードを作ると良いでしょう.
2006年04月11日