診療記録
医療の現場での個人情報の代表的なものは診療記録です.
患者を検査したデータも,それに関する医師の所見も患者の個人情報です.診療記録は媒体に関わらず個人データに該当します.

また,検査などで患者から採取した血液などの検体も個人情報であるため,利用する場合はその目的を特定し,本人に通知すべきものです.患者の同意なしに,特定した利用目的の範囲を超えた取扱をすることはできません.

また検査結果についても,検索可能な状態で保存されるため個人データとなります.本人の同意なしに第三者に提供することができないだけでなく,保有個人データとしての開示の対象となります.