ファイル交換ソフトは,どれもウィニーと同じ危険を持っています.

ネット上で音楽ファイルなどを交換するファイル交換ソフトとしては,1999年にアメリカで「ナップスター」が登場し,音楽ファイルを無料で入手できるために大学生を中心に爆発的ひっととなりました.

日本で最初に普及したのは,画像ファイルも交換できる「WinMX」でした.しかし2001年に,高価な画像編集ソフトをWinMXで配布した利用者が著作権法違反で逮捕され,日本中の注目を集めることになりました.

ナップスターやWinMXは,ファイルを検索するためにホストとなる中央コンピューターがあり,そこに利用者の記録が残されていたことが利用者の逮捕につながりました.しかしウィニーは中央コンピューターを使わず,発信者を特定しにくい交換ソフトとして登場し,一気にWinMXを抜き去りました.

このように仕組みはちがっても,ファイル交換ソフトはどれもウィルスに感染すると,ウィニーと同じ情報漏洩を引き起こす危険をはらんでいます.これらの他に「Share」というソフトによるネットワークを経由してのウィルス感染が警告されたこともあります.
ネット上のファイル交換