ウィニー事件

ファイル共有ソフト「ウィニー」による情報流出が相次ぎ,安倍官房長官(当時=現首相)が「最も確実な対策はパソコンでウィニーを使わないこと」と呼びかけるなど,社会問題になっています.

以前もウィニーが問題になり,作者が逮捕されるという事態に発展しましたが,この時はファイル交換を通じた著作権が問われました.しかし現在はウィニーの利用による個人情報の流出に焦点が移っています.(個人情報流出例が「Winny(ウィニー)個人情報流出まとめ」というサイトに次々と更新されています.)

流出のパターンとしては,業務で使っている端末でウィニーを使い,企業の持つ個人情報が流出する場合と,自宅のパソコンに業務上の個人データを転送して作業をしたために情報が流出する場合に大きく分けられます.